(十六の一)「丹田の持続的把握が難しい最大の理由」

 それは、丹田の圧力が腹筋群や横隔膜の力に大きく依存する、ということによります。腹筋や横隔膜は随意筋ですから足や手の筋肉と同じく、働かせようという意識がないと働きません(横隔膜は横紋筋でできていますが不随意的にも働く特殊な筋のようですから少しおもむきが異なります)。ところがこの、意識を一箇所に長時間、固定するということ(腹圧を加え続けること)が簡単に見えて実は非常に難しいことです。初心者にとって、このことが丹田の持続的把握の最大の難関と考えます。